⚾ 野球部の、彼女 ⚾ 【完】
わたしもゆっくりと目を閉じる。


塁は
そっと

わたしの唇に
キスをした。


―――時間よ、止まれ―――


一旦顔を離してから
今度はわたしの頬を両手で挟み、
長い長い、キスをした。

離れていても思い出してしまうような

体が燃え上がるほどの

熱いキスだった。
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