【短編】甘酸っぱいコイゴト
とびっきりの笑顔と共に
私達はどちらからかも分からないまま
腕を広げ
抱きしめ合った…――
嬉しさのあまり
私は涙が流れてしまう
優弥は
まるで小さな子供をあやすように
優しい言葉と
温かい手を差し延べてくれた
そして
私達は
触れるだけの優しいキスをした…――
私は頬を赤く染め
そんな私を見て優弥は
小悪魔のような笑みを浮かべた。
…それでも、優弥の耳が赤くなっているのを私は見逃さなかった
それがまた嬉しくて
私は笑ってしまった
それを見て
優弥も笑う
夕日の中
私達は
互いを見つめ 笑いあった
時間を忘れてしまうぐらいの
幸せな時間を感じた…――――