許婚のいいなり
流れていく大小様々な真っ白い泡達が、虹色に光っていてとても綺麗。
ウチは手に残った泡を指に擦りつけていく。
その指で丸を作り、ふぅと優しく息を吹きかけた。大きな、綺麗な丸になり、やがてゆらゆらと落ちて割れる。

「ウチ、子供みたいじゃん」

ウチは優しく、その泡たちに微笑み、リンスの時間へ。
シャンプーと同じ香りが鼻腔をくすぐる。
髪の毛にまんべんなく塗っていく。
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