難攻不落な彼に口説かれたら
「……ちゃん、雪乃ちゃん、どうしたの?そんな暗い顔して」
美鈴さんが心配そうに私に声をかける。
「あっ……仕事が溜まってると思うと憂鬱で」
咄嗟に笑顔を作って誤魔化す。
ケーキを食べ終わると美鈴さんに礼を言って秘書室を後にし、自分のオフィスに戻ると片岡君のことは頭から振り払い仕事に集中した。
定時のチャイムが鳴ると、今日の歓迎会の店の地図を二枚印刷した。
一枚を手に取り隣の席にいる片岡君に差し出す。
「これ、今日の歓迎会の場所。時間は六時半。絶対に逃げないでね」
ニッコリ笑って片岡君に釘を刺すと、彼は「わかった」と気乗りしない顔で地図を受け取った。
地図にさっと目を向けると、彼はすぐに視線を私に戻す。
「……大丈夫?」
片岡君の質問の意味がわからず、聞き返した。
「え?何が?」
ひょっとして膝枕事件から片岡君を避けているのに気づかれた?
美鈴さんが心配そうに私に声をかける。
「あっ……仕事が溜まってると思うと憂鬱で」
咄嗟に笑顔を作って誤魔化す。
ケーキを食べ終わると美鈴さんに礼を言って秘書室を後にし、自分のオフィスに戻ると片岡君のことは頭から振り払い仕事に集中した。
定時のチャイムが鳴ると、今日の歓迎会の店の地図を二枚印刷した。
一枚を手に取り隣の席にいる片岡君に差し出す。
「これ、今日の歓迎会の場所。時間は六時半。絶対に逃げないでね」
ニッコリ笑って片岡君に釘を刺すと、彼は「わかった」と気乗りしない顔で地図を受け取った。
地図にさっと目を向けると、彼はすぐに視線を私に戻す。
「……大丈夫?」
片岡君の質問の意味がわからず、聞き返した。
「え?何が?」
ひょっとして膝枕事件から片岡君を避けているのに気づかれた?