甘え下手の『・・・』
甘え下手の『これは恋ですか』
「相沢さん、この企画書よくできてたよ。次のミーティングにかけるから」

「はい、ありがとうございます!よろしくお願いします!」

新商品の販促の企画。なかなかアイデアが浮かばすもがいたものの、困った時は原点に帰る。の精神で、一番売りにしたいものは何か、どの世代をターゲットにするか、これを使ったらどんな風に思うか、それを一から考え直したら自然と販促のキーワードがでてきてそれを元に企画書を作成した。

会議でゴーサインが出たら販促物や店舗での発表会など具体的に進められていく。それまでほんのちょっと一休みだ。



企画に追われ、筧くんとの『今度』を実行することができないでいた私。

もう忘れちゃっているかな。

呆れてしまっているかな。

不安に思うときりがないけれど、お礼をすると言ったのは私だ。言ったことは守らなければ。

家に帰り、バスタイム後のマッサージもほどほどに、私はスマホをとりだし、筧くんのアドレスを開いた。

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