Dance in the rain

酔っぱらってたとはいえ、キスしろとか、迫ってたよね。
つまり完全に、あれはあたしが悪い。

ははははは恥ずかしすぎるっ……

しかも。たぶん、ベッドまで運んでくれたんだよね。
どうしようっ!
どんな顔して会えばいいの?
なんて手のかかるヤツって、呆れてるよね。

昨夜はごめんね?
忘れてね?
一体何て言えばいいのよぉっ!


ベッドの上で延々もだえ続けてたあたしだけど。


う。

突然コントロール不可能な生理現象に襲われて。

散々迷った末。
仕方なく、あたしはこっそりドアから首を突き出した。

廊下はしんと静か。
玄関を見ると……あ、翔也の靴がない!

よかった……もう出かけたみたい。
ホッとして、あたしはトイレに駆け込んだ。
< 91 / 264 >

この作品をシェア

pagetop