溺愛ペット契約~御曹司の甘いしつけ~
激しく身体を揺さぶられながら、ぴたりとくっついた肌の熱や、背中に滲んでくる汗の感触、何度も繰り返されるキスの甘さに、深く深く酔いしれる。
せっかくこうして愛し合える関係になったのに、明日からは、またしばらく離ればなれなんだもの……すこしくらい、欲張ったっていいよね。二回目だって、望むところよ。
そんなことを思いながら、意識を飛ばされないようぎゅっと彼の背中につかまった。
指先から髪の一本一本までに行き渡る熱、甘い快感。そして溢れる愛情に、体も心も満たされる、極上に甘い夜だった。
*
すっかり疲れ果てて、二人並んでベッドに横になったとき、私は腕枕をしてくれている蓮人に尋ねた。
「……ねえ、蓮人」
「ん?」
「明神さんたちに聞いたけど……【幸福の雪姫】って、蓮人の作品だったんだね。……あれは、結局どんな結末なの?」
自分で読んで確かめればいいのかもしれないけれど、蓮人の作品だと知った今だから、作者である本人に聞きたくなってしまったのだ。
蓮人はため息をつき、観念したように話しだす。
「あのお喋りめ。……まあいい。出張に発つ前に、お前の疑問にはなんでも答えてやる。あの話はな……」