似た者同士?の恋の行くえ
「俺の分は自分で払います。」と財布を出そうとしたが、私はとめた。

「いいわ、それより行きましょ?」とバーの人からカードキーを受け取り男性の手をとりバーを出た。

私がヒールを履いて170cmぐらいだからそれより5cmぐらい高い感じがする。エレベーターに乗り男性は自分の部屋の階のボタンを押し壁を寄りかかった、私も男性の手を掴んだまま壁に寄りかかった。エレベーターに乗っている時間は短く喋る暇なく扉は開き、数歩歩いてすぐ部屋につきドアを開けた。

ガチャ

部屋に入るなり「吐く。」と男性はトイレに駆け込んだ、バーに来る前にそうとう飲んだのだろう。

「大丈夫?」と言いながら背中をさする。



どれだけ時間が経ったのだろう、全部だしたらしくてそのままトイレの壁によりかかりぐったりしている。

とりあえずジャケットを脱がしネクタイを外しシャツのボタンを外す。
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