溺愛されて困ってます。


しょうがない…


アレで起こすか…


「梨衣ちゃん、ちょっと待っててね。」


梨衣ちゃんを、横に置いてあるベビーベットに寝かせて、寝ている翔也に近づく。



「翔也…?おきて…」


そう言って、そっとキスをした。



翔也は起きない時はこれで起きる。



だけど…




「ん〜…おはよ…芽衣…」




起きるのはいいんだけど、そのあと、深いキスが降ってくる。



「ん…ぁ…」



唇が離れる頃には、息が切れる。



「はぁはぁ」


「梨衣ちゃんもおはよ。」


キスが終わると、翔也はご機嫌でおきて、梨衣ちゃんにも挨拶をしている。



もう、限度を考えてよ…



私はさっきのキスで、力が抜けて立てない。


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