春色のletter

「一人だからこっち?」


「ええ。夜宮公園は怖いから」


「一緒だから近道する?」


「いえ…、もうこっちでいいです」


「そうだな。また向こうに行くのもなぁ」


ハルはそのまま、まっすぐバス道を行った。


私は少し前を歩くハルに、小走りに並んだ。




その時の私は、さっきとは違って遠回りがしたかった。
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