春色のletter
「あれ?」


すると、母からの便せんは1枚だけで、さらにもう一つ、春色の手紙が入っていた。

(きれいな色…)


少しその色を見つめていたけど、まずは、母からの便せんを読んだ。


『元気にやっていますか。この手紙、実家に来ていたのでそちらに送ります』


それだけだった。


私はもう一つの手紙を取り出して見た。


「この宛名…」


実家の住所と私の名前を書いたその字には見覚えがあった。


ゆっくり裏返すと、やっぱりそうだった。
< 36 / 487 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop