幸せの構図
何かとりたてて悲しい訳でもない。切ない訳でもない。
自分がとろうとしている行動に説明がつかない部分もある。何かに突き動かされているとしか言いようがないのかもしれない。

ただ、言えることは2人の幸せにとって決してマイナスな行動ではないということ。そしてひろし君もその結果を理解してくれるだろうということ。それでも彼に黙って出ていくのは、そのことを相談したら自分のしようとしている事に彼の私情が入り込んでしまうから。純粋な判断ができなくなるという不安があったからだ。

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