幸せの構図
付き合い始めてからも互いの波長に無理はなく、話し始めたら時間の感覚がぶっ飛んだ。セックスの相性も抜群だった。いや、もっと正確な表現をすれば「セックスの相性が抜群だった」と言うべきかもしれない。
その行為そのものよりも考え方や受け止め方、ポジティブなセンスには全くといっていいほど作為は感じられず、まさに私が求めていたようなもう一人の「私」、といった感じだ。それが日常的な事にも色濃く反映させられていた。
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