幸せの構図
りつこは「神田川」を口ずさみながら銭湯を後にした。穏やかだが凛とした笑みは彼への愛を、決してぶれることのない愛を再確認した自信と誇りからだった。

国分寺駅について明日のレンタカーを予約した。もうひとつどうしても行ってみなければいけない場所があった。
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