幸せの構図
「でも私、先生のこと忘れないよ。男子と仲良くなれそうなのもきっと先生のおかげだもん」

「そう思ってくれて嬉しいよ。ありがとう」

とびきりの明るい笑顔を私にくれた彼女だったがふと私の資料に目をやり寂しそうに言った。

「先生の邪魔しちゃいけないね。遅くなるからそろそろ帰ります」

「うん、また明日な。先生はもう少しここで頑張るよ」

「わかった。先生、ガンバってね。さよなら」

彼女が椅子をなおし、私も机に向かって作業を始めようと集中して資料を読み始めた。
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