幸せの構図
「高根」の交差点標識を見るまでは不安だったが、そこを左折して目的地が近いことを確認し、ほっとした。道はさらに狭くなり多少だが曲がりくねった箇所もあった。何より登り坂そのものがナビゲーターだった。すれ違う車もなく安心して走れたが、離れてはいたが後続車のライトが気になって仕方なかった。
「煽られても速く走れないんだからね!」
時折ルームミラーで後方を確認した。
ようやく頂上(?)に着いたようだ。そこには大きな駐車場があった。今までの道からは考えられない数の車が停まっていた。
「ただの丘の広場にこんなに?デートスポットなんだね」
地図上では目的地に着いたはずだったがちょっと拍子抜けというか不安の残る丘の上の広場だった。
しかし皆が同じ方向に向かって歩いていて、その先にひろし君が話していた電波塔が見えた。
「よかった、正解♪ここが湘南平なんだわ」
「煽られても速く走れないんだからね!」
時折ルームミラーで後方を確認した。
ようやく頂上(?)に着いたようだ。そこには大きな駐車場があった。今までの道からは考えられない数の車が停まっていた。
「ただの丘の広場にこんなに?デートスポットなんだね」
地図上では目的地に着いたはずだったがちょっと拍子抜けというか不安の残る丘の上の広場だった。
しかし皆が同じ方向に向かって歩いていて、その先にひろし君が話していた電波塔が見えた。
「よかった、正解♪ここが湘南平なんだわ」