三次元に、恋をした。
まるで漫画のワンシーンのようなベタなシチュエーション。

いざ自分がされるとなると引くと思っていたが、なんておこがましい。

ドキドキが止まらない、心臓がやたらうるさい。

「あ、……りがとう、ございます… 」

お礼を言うのだって必死なくらい。

そんな私を上機嫌に見守る彼の顔は艶やかで目のやり場に困る。

「フッ… そんな反応されちゃうと、相澤さんを食べたくなるな…… 」

追い討ちをかけるように発された言葉を理解するのに時間はかからなかった。
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