三次元に、恋をした。
お気に入りのカフェはちょうど混雑している時間帯で少し行列が出来ていた。

ここはテイクアウトする人が多いため、私の好きなテラス席は予想通り空いていた。

注文して席に座わり待機。

少しだけ現実を忘れられる私にとって憩いの場所。

いつものように優雅に漫画でも読んで……

あ、と思った時には時既に遅し。

財布だけしか持ってきていない事に、今になって気付いた。

私としたことが、最近こうもダメなのか。
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