三次元に、恋をした。

当の本人からしたら、そりゃそうなるよね。

「あの… もしかして、あのマカロンって…… 」

「……なんでこんな時だけ勘がいいんだよ、マジで」

決して顔をあげようとしないけど、少し赤らめているのが見てわかる。

あのマカロンは私達２人へとの名目で、もしかしたら愛梨ちゃんへのお礼や情報提供料も含まれていたのかもしれない。

「ふはっ…. 成瀬さん、私の事すっごい好きなんですね？」

「あぁ、好きだよ。 もう本当好き。 どうしよう…… 遠距離、耐えられないかも」