三次元に、恋をした。
恋をした、その結果は?
「ねぇ、怒んないで? ね?」

「…… 」

「由紀、ゆきちゃ〜ん。 ほら? こっちおいで?」

私は、いま少しばかり怒っていてソファから距離を置いた場所に避難している。

そんな私を大層ご満悦な笑顔で宥めている彼。


彼からの熱烈的な愛情表現を実感したのだが。

これでもかってほど甘くて、本当…… びっくりするくらい甘々で。

身体中にキスの嵐、隅から隅まで愛された。

恥ずかしいからやめてと懇願してもなぜか逆効果で。
< 192 / 198 >

この作品をシェア

pagetop