三次元に、恋をした。
そろーっと取り出すとそこにはブランド物の黒革の名刺入れ。

中には成瀬 歳三との名前がしっかりと書かれている名刺がいくつも入っていた。


「……ございました」

『それ どうしても今日中に欲しいから少し遅くなるけど取りに行くね』

「では、警備員の方にお渡しして置きますのでそちらにお声掛け下さい。詳細は伝えておきます」

『あ、それは困る。拾ってくれたお礼もしたいから会社前のカフェにいて?』


「……これは計画的犯行ですか?」
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