三次元に、恋をした。
あぁ、不審者に思われたかも。

とりあえず一旦その場から離れようとするも、

「相澤さん」

聞き覚えのある声が背後から。

え? 背後?

思いっきりバッと振り向くと、そこには私服姿の男性がガードレールに腰掛け手を振っている。

「え、……っ成瀬さん?」

「ずっといたんだけどな〜 全然気づかなかったでしょ?」

「ちょ、ちょっと!いつからいたんですか!?声かけて下さいよ!」
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