三次元に、恋をした。
先程から1人で自問自答して確認しては安心するという作業をおこなっている。

定かではないが、酔っ払いの私を家まで送ってくれたのだろう。

その際に自分が何を発したのか、会話の内容を全く覚えてないということが一番の問題なのだが。

真相を知るのはたった1人のみ、って事か。

はぁ… 朝っぱらからこれでもかってほどの溜息。

彼はこの部屋を見て、どう思ったのだろうか。

とても女の子の部屋とは思えないほど、可愛らしいものは一つもない。

あるのは必要最低の物と本棚に敷き詰められた漫画の数々。
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