先生って言う名前の人

「福野先生がそんな人だと思わなかった」


福野先生は、ん?と言ってあたしに微笑みかける。

「あたし福野先生のことずっとめんどくさいと思ってたんです、なにかと構って来るし。
でも先生のことそんな風に思ってくれてたんですね」


福野先生は少し驚いて差し出した手をゆっくり下ろした。


「最初からそうだってわかってたらもうちょっと福野先生のこと好きだったかも知れない。
何もわかってなかったのにごめんなさい」


「華ちゃん、、」


「でもあたし中村先生のことが好きだからふとは付き合えない」


あたしは荷物を持って席を立って、
無言であたしを見ている福野先生の頭を撫でてあげた。


「好きになってくれてありがと」



福野先生は子供のような綺麗な目であたしを見て、それ以上は何も言わなかった。



あたしはさよなら、と行って教室を出て、ひとみと梨花が待つ校門に向かったーーーー。


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