危険な遊び
山小屋
あてもなく僕らは暗闇を歩き続けた。
かじかむ手、行く手を阻む暴風、顔の感覚はすでに無い。

ガシ ガシ

足取りも重い。
なんだか眠くなってきた。

歩き続けること2時間

「もう私歩けない。。」
「俺ももう無理。眠い。」

直子と慎吾が死にそうな声で呟く。

「何いってんだよ!絶対助かるから足を止めるな!ほら洋子ちゃんだってしっかり歩いてるじゃないか!」

二人にゲキを飛ばし、慎吾と直子は渋々足を踏み出した。

でも、正直だめかもしれない。

と思ったその時、前方に小さな木造の小屋を見つけた。
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