危険な遊び
「慎吾ー!!」

「慎吾返事してー!」

「慎吾くーん!」

三人の声も風の音でかき消される。

「やばいな、助け呼ぼうか。」

洋子ちゃんは目を潤ませて涙を必死に堪えている。

「慎吾。。慎吾。」

すると遠くの方で影が動いた。

「慎吾か?!慎吾!」

急いで影のもとに駆け寄る。

「おーお前ら何やってんの?」

「なにやってんのじゃないわよ!心配したんだから!」

洋子ちゃんは慎吾の胸で号泣した。

「さて戻るか。」

ホテルに戻ろうとした4人はある事に気付く
「明男。。戻るって。言ったって。。」

視界はゼロ。

僕らは遭難した。
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