三日月 ~キミの瞳にうつるのは ~
カケルは女性を逃がすので精一杯で、

後ろから迫るものに目を向けられなかった。

私はカケルが危険だと判断して、

反射的に体が動き、カケルを庇っていた。

真正面から斬りつけられるのはとっさのこととはいえ、

流石に身が引けたから、私は狂気魔に

背中を向ける様にしてカケルを強く抱きしめた。



それからは長い長い時間だった。






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