三日月 ~キミの瞳にうつるのは ~
「ねぇ、カケル?」

どうしようもなくて、気付いたときにはそう嘆いていた。

ピクッとカケルの眉間にしわが寄った。


「ミチル?お前、目を覚ましたのか?」







カケルの三日月の目が開かれていた。












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