天神の系譜の奇妙なオムニバス
ミルトゥワ、西の離宮。

「はぁ…」

蒲公英はベッドに伏せて溜息をつく。

この所、彼女は体調が優れない。

極めて重篤な状態だ。

病名、『リュー君不足』

取るに足りない病である。

「天神学園は、昔から可愛い女の子が多かったからなあ…ティグ君が様子を見に行ったら、予想通り女の子に囲まれて許婚候補選択中だったって話だし…ハーレムだよ…リュー君イケナイ事覚えて、天神学園でハーレム作ってるんだよ…嗚呼、やっぱり行かせなきゃよかったよ、リプニー先生がリュー君唆して1人で天神に行かせたりするから。リプニー先生みたいなオパーイ大きい人は、やっぱり魔性の女なんだよ、リュー君を悪の誘いに引き込んで、リュー君を自堕落で淫靡で怠惰な悪魔の手先にするつもりだったんだよ、ふぇえ、可愛いリュー君がどんどん離れていっ「リュート様、御戻りになられまし「リューくぅうぅぅぅぅうぅぅうぅうぅんっっっっっ!」

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