天神の系譜の奇妙なオムニバス
ペタペタと裸足で大浴場へと向かうリュート。

侍女が着替えにと準備してくれた白い空手着は、惑星ヒノモトの縫製で作られたものだった。

多少地球の空手着とは生地の手触りなどが違う。

非常に軽く、それでいて丈夫な生地なのだそうだ。

「惑星ヒノモト…これまでミルトゥワとは交流のなかった小さな国家です。最近国内の紛争が終結したばかりと聞きましたが…先日突然使者がやって来まして、このカラテギをリュート様にと…どういう事なのでしょう」

首を傾げるばかりの侍女に心配ないと告げ、リュートは空手着を受け取る。

天神学園に帰ったら、古奈美に礼を言っとかないとな。

そんな事を思いながら、着ている空手着を脱ぎ捨て、大浴場に入ったリュートは。

「ティグルさまぁあぁあぁん♪」

とか言いながら貧乳を押し付けるチビ女に、全裸でハグされた。

どう見ても痴女です、本当に有り難うございました。

< 407 / 770 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop