天神の系譜の奇妙なオムニバス
いつの間にか、紅茶と茶菓子が準備されていた。

アマリリスちゃんも呼んであげればよかったかしら。

そんな事を思いながら、リプニーは静かにティーカップを口に寄せる。

「もしリュート君が興味あるのならば、これからする話は打って付けなのかもね」

「あん?」

怪訝な顔をするリュートを見て、リプニーはクスッと笑った。

「守ってほしい人がいるの。その役目を、リュート君にお願いしたいのよ」

「要人警護?グリフィノーの人間の俺がか?」

勇者の一族は、護る為の剣を持つ一族。

誰かを守る為の戦いに不服はない。

しかし。

「いつからグリフィノーは、そんな傭兵じみた仕事するようになったんだ?」

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