天神の系譜の奇妙なオムニバス
「んー」

お龍は、少し難しい顔をして考える。

「ヴラド、また私の血を吸う?」

「お龍っ?」

「何?」

北斎とヴラドが言う。

「だって、吸血鬼って血を飲んだら元気になるんだろ?だったらちょっとだけ分けてやるよ。私だって、ご飯食べたら元気になるもんね」

そう言って屈託なく笑うお龍。

「はい」

腕を差し出す彼女、その腕を摑み、グイと引いて。

「ふぇっ?」

「遠慮なく頂く」

ヴラドはお龍の自作制服をはだけさせ、覗いた白い肩に齧り付く!

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