【完】☆真実の“愛”―君だけを―2



「……夏翠には、黙っとく。それが、条件じゃ。最後の幕引きは、自分でしたい。約束じゃ……今度こそ、そなたらが幸せになれる未来を作ろう」



目覚めてまで、俺らを気にかける月姫。


「ああ……」


美しく、強い姫。


そんな姫を前に、俺は素直に頷いていた。



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