【完】☆真実の“愛”―君だけを―2



「悠哉、茅耶」


小さな、小さな、命が二つ。


沙耶が命を引き換えに生もうとした、俺の子供。


沙耶の状態が落ち着いたあと、俺はすべてを聞いた。


沙耶が隠そうとしたことや、沙耶の過去を含めて、すべて、細かく、漏らすことなく俺は、心に刻んだ。


そして、沙耶からの手紙を雪さんから受け取り、目を通した。


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