【完】☆真実の“愛”―君だけを―2


「堪忍、沙耶。仕事が入ってもうた。行ってくるな」


「おー」


……両親はこんな感じだし、


「沙耶、ちょっと、遊び行ってくる」


……勇兄は、どっか消えるし、


「やっべ、仕事!」


……大兄は、仕事だし。



暇なのには、変わりない。


ゴロゴロする毎日。


特に何かしたいとかいう願望はなく、時間だけが過ぎていく。



そんなある日、インターホンがなった。


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