好きだなんて言えません


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あれからたくさんソフトクリームを食べて満足した私は

本当にお金を一切払わせてもらえず、

今度学校でジュースを奢ることで渋々ではありながら納得した




「喜んでくれて良かった。…16個も食べるとは思ってなかったけど」

茶化すようにこちらを見た颯に少し恥ずかしくなりながらも



「だって美味しかったんだもん」

小さく反論する


「嘘だって。あんなに喜んでくれてたから萊も嬉しそうだったしな。
暇なとき、また顔だしてやって?」



颯はどこまでも面倒見のいい人だった








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