未来
「なあ。寄り道しない?」

「私ね。弟がいるの。両親共働きであんまり家にいないから私がご飯とか作らないといけない」

帰路の途中、俺は未来に声をかけた

「やんわり断られてるなあ」

そう思ってわかりやすく落ち込むと未来はこう言った

「そうじゃなくて。今ね弟、自然学校に行ってるの。懐かしいよね」


未来は笑顔で俺と目を合わせた


「つ、つまり?」

心臓が大きく音を立てる


「ふふ。どこ行く?」
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