未来
「…はるか、くん?」

言ってしまった
俺の気持ち

好きだって

でも、もう戻れない

戻れたとしても…戻らない


「好きだよ。お前が

中学の時初めてお前を見た瞬間から
俺はお前に恋してた

基本鈍臭くて
バカなくせに

スポーツめっちゃできるし

家族思いで
優しくて

俺はお前より強い人間を見たことがない」

俺は未来の肩を掴んでまっすぐに目を見た
これが俺の思い

「好きだ。
俺はお前が好きだから仲良くなりたいし、泣いてるお前を抱きしめに走る

なによりもお前が大事だからだ」

重いって嫌われてもいい
でもきっと未来はーーー


「ありがとう。」
そう言って未来は笑った

「好きになってくれて、ありがとう」

未来の笑顔が辛そうじゃなかったから
俺はついもう一度未来を抱きしめた

抱きしめられたまま未来は言葉を放つ

「でも、私は弟を守らないといけない
仕事をしていかないといけない

…だから…」

うん。わかってる
「俺はお前に好かれたいとか思って告白したんじゃない。
ただ…」

そうだ…

「伝えたかったんだ」


答えを聞いたってわかってる
未来は俺を見ない

「…ごめんね

…ありがとう」
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