俺がずっと守るから
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「……で、俺に聞くわけね」
「だってそれしかないでしょう?」
結局、私は放課後になってから李樹本人にデートプランを聞くことにした。
考えてもロクなのが思いつかないなら、本人に希望のプランを聞いた方が早い。
「俺、彩葉が行きたいところならどこでもいいよ」
……が、予想していた通り、李樹の行きたい場所は私優先。
「も〜…。李樹が行きたいところはないの?」
「彩葉がいればどこへでも」
「……っ」
そして、サラッとこういうことを言ってのけるのは李樹の本当にずるいところだ。
私の心臓がドキドキしてるのも、李樹は気付いてないんだろうな。
あくまでも今の李樹の言葉は "彼氏"からのものだから。