あの日の約束を、君ともう一度





確かに、私にとってこの怪我は絶望でしかない。






大好きだったバスケが出来なくなった。






もう一生できない。






その事実は、中学2年の私には重すぎた。






だから不登校にもなったし、バスケの道具も全部捨てた。






毎月買っていた雑誌も、沢山集めたDVDもすべて捨てた。






遊んでて怪我したわけじゃない。






部活中に怪我したわけでもない。






それなのに、どうして。






どうして私からバスケを奪ったの。






神様なんて嫌い。





お母さんなんて嫌い。





バスケができない私なんて、大っ嫌い。





だって、バスケが無ければ私にはなにも残らない。






楽しみなんてない。





希望もない。





将来やりたいこともなくなった。






せめてバスケを嫌いになりきれたら、どれだけ楽だろう。





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