..恋の方程式..

自習

「今日はここまでー。」

先生の声…

大好きだよ。

みんなが続々と帰る中
私はまだ書ききれてない
先生の字を
ノートに書き写す…

「うわー、がり勉おる!」
同じクラスの加奈が
私を見て笑う。

「うるさい!わからんの!」

「ほんま自分おもろいなー!」

友達と変なやりとりをしてたら
ホワイトボードを消し終わった
先生が歩いてきた。

「五十嵐さん。分からんかったら聞きにおいで。教えたるから!」

ほら。
またそうやって優しくしてくれる…


「うん…」

「って言うても今から授業やねんけどな」

笑いながら先生が言う。

そお言って先生は職員室へ戻って行った。

「帰ろっか。」

廊下で待っててくれた麻衣が言った。


「うん」

私は麻衣に

「仲谷に会いたいから自習で残りたい」

って言う勇気がわかなくて、
そのまま塾を出た。

「バイバイ。」

分かれ道で麻衣は私に手を振った。

「バイバイー」

麻衣にそう言うと
私の自転車は塾に向かって
また走り出した。


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