いつも。
そう。紅蘭について話していた彼女だ。
「誰に質問をするのかと質問内容をお願いします。」
彼女は、一旦考えると口を開いた。
「えっとぉ、私の隣の堀田さんだっけ?その人に、質問でーす。どこの暴走族の人ですかー?」
う…嫌な予感はしたんだけど…
どうしよう…
「えっと、堀川です。堀田じゃないです。その…族はこの間抜けました…」
うん。あながち嘘じゃないよ。
喧嘩だって出来るし、運動能力も高いほうだし!
私の発言を聞いたクラスメイトがザワザワし始める。
「じゃあ、今はフリーってことでいいですかぁ?」
「はい。」
「じゃあ、前はどこにいたんすか?」