全ての記憶を《写真》に込めて
「行っちゃったね、彩月これからどうする?……彩月?」
あ、ぼーっとしてた。
「えっ、うーん…これからも晴くんの写真撮りたいなぁって思って、どうしたら撮れるだろう」
「そりゃあ、もうストーカーするしかないでしょ〜」
ストーカーって悪いことだよね、と言うとバレなきゃいいんだよって返ってきた。
「彩月がやるなら私も手伝うよ〜」
「うーん、じゃあ晴くんが本気で嫌だって言ったらやめようかな」
その日から、私は晴くんのあとを追いかけるようになった。
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