全ての記憶を《写真》に込めて
「あ、そういえばさぁ」
_______________あんたさっきさぁ、俺のこと撮ったよねぇ
と、黒い笑みを浮かべて笑う晴くん。
「和久井くん笑ってたよね〜」
茉莉ちゃんが言うと、俺笑いたくないんだけどぉ、と言う。
「なんで?」
「晴の職業病、元々モデルだったからカメラを向けられると笑う癖がついてるんだってさ」
「す、すごい癖だね…」
「ほんとに嫌なんだけど モデルだってもう辞めたのにさ〜」
イライラしながら話す晴くん。いつもクールな感じだけど、いつもと違う晴くんで聞いてて面白いかも。