愛されたいのはお互い様で…。

「……あ゙ーっ!」

「お゙…急にどうしました?紫さん…まだ…」

「ぁ…伊住さん」

「は、い?」

「そうかも知れないです。無い…無いです。…そうかも知れません、私…」

「どうしました?」

「…妊娠…したかもです」

「えっ!………ぁ、ん゙………んん。あ、…ん、はぁ…ん゛…。
……妊娠してなくても…今の衝撃で…させたかも知れません…」

「あ、ぁ、…それは…大丈夫です…」

そのまま抱きしめ合った。

「はぁ、まだ解りません。明日、検査に行って来ます」

「はい。あぁ、では…何だか怠いと具合が悪かったのは、そうかも知れないからだったのですね…あぁ、まだ解らないから、糠喜びになってはいけないのですが。はぁ、あぁ、紫さん…もしかして、私と紫さんの赤ちゃんが…と言うことですね。
…あぁ…紫さん…」

伊住さんの上で起き上がった私のお腹に愛し気に触れ、唇で触れ、優しく触れてまた抱いた。

「はい。でもまだ解りませんから」

「んー、今夜した事は大丈夫だったのでしょうか、…あまり激しくはしていないつもりですが、今だって…もう」

…そう、私の中で伊住さんは元気になっていた。

「大丈夫だと思います。私も全然勉強不足ですが、…ソフトだったから…まず大丈夫かと…」

「では…、少しのつもりでしたが…違う意味で堪らなくなりました」

そのまま抱きしめ合った。沢山キスをした。何度も抱き合った。凄くいつもとはまた違う満ち足りた気持ちになった。

「はぁ、出来てるといいですね…」

「はい。でも…ただの不順て場合もありますから、まだ…無いという事しか」

「解ってます…紫さん、…あぁ、とても愛しいです」

「伊住さん…妊娠したかどうかの微妙な時って、性欲が増すんでしょうか…それに胸だって何だか敏感に…。私、伊住さんに、して、なんて…大胆なこと言ってしまってたし」

…伊住さんをキョトンとした顔にさせてしまった。

「フ…アハハハ…はぁ。貴方という人は…。どうなんですかね。私も勉強不足です。
もし妊娠してなかったのなら、紫さんがただ発情しただけって事になりますね…別の意味で。
結果はどうなるのか…。
私はずっと発情してますけどね。紫さんに…夢中ですから…。こんなに…なんて可愛いんだ…。好きですよ、紫さん…」

「伊住さん…」

抱き寄せられ、おでこにキスをされた。

「…はぁ…う〜んとソフトになら大丈夫ですかね…もう一回いいですか?…優しくします、何だか嬉しくて…止まりません」

…。
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