…好きか?
「好…き…」
「え…」
言った瞬間
意識が遠のくのを感じた。
それは言葉にするのは
すごく難しいのだけど…
今まで経験した事のない
まるで“死”に近付いたような―――
「イチカ!?」
グッタリとした体を支えながら
血相を変えて呼び続けるゼン。
「きゅ、救急車を呼ぶッ」
普段冷静な会長さんの
焦った様子と。
「何…?
何が…」
ただただ茫然と
その場に立ちすくむ副会長さん。
それぐらい
この状況は
地獄絵図だった―――