…好きか?

必死だった。


顔も合わせず捨て台詞を吐いたところで
急にアタシは
身体に異変をきたした。



「ゴホッ!ゴホッ!」



突然の激しい咳に
息がしづらくなってしまったのだ。



「イチカ…?」



すぐ近くにいたゼンも
その異変には気付いていた。



「く…るしッ」



何が起きているのか
アタシ自身も理解出来なかった。


だけど
このままだと
窒息死しそうな不安が過る―――


もしコレが
アタシの最期になってしまうなら
ゼンに伝えないと…



「ゼン…ッ」



アタシは気付いたんだよ。

アンタの事―――





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