…好きか?

入院の手続きに受付に向かった両親。


残された2人はというと――



「熱があった事は
 知っていたのにな…」



後悔するゼンと。



「俺ももっと気遣ってやれば良かった…」



と、会長さんも悔やんでいた。


珍しく意見の合う2人は
どんよりとした空気のまま
廊下の椅子に座っていた。


この2人が一緒にいる事すら
珍しいのだが。



しばらくお互い
沈黙が続いてから…



「お前も知らなかったんだな。
 イチカの転校の事…」



最初に切り出したのは
会長さん。



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