…好きか?
「イチカちゃんッ!?」
次に野次馬の間を掻き分けて
飛び出してきたのは生徒会長さん。
珍しく焦りと驚きが混ざった様子で
アタシの顔を覗き込んでいる。
「なんで会長さんまで来たの…?
余計目立つ…」
「今そんな事言ってる場合?
何があったワケ?」
そんな事聞かれても
言えるワケない。
『アンタの同級生に突き飛ばされた』なんて。
言ったら最後。
彼女達は謹慎やら退学やらの処分になりかねない。。
「足を滑らせただけ。
もう教室戻るから。
行こ、平岡さん」