…好きか?

「イチカちゃんッ!?」



次に野次馬の間を掻き分けて
飛び出してきたのは生徒会長さん。

珍しく焦りと驚きが混ざった様子で
アタシの顔を覗き込んでいる。



「なんで会長さんまで来たの…?
 余計目立つ…」


「今そんな事言ってる場合?
 何があったワケ?」



そんな事聞かれても
言えるワケない。

『アンタの同級生に突き飛ばされた』なんて。
言ったら最後。
彼女達は謹慎やら退学やらの処分になりかねない。。



「足を滑らせただけ。
 もう教室戻るから。
 行こ、平岡さん」




< 99 / 370 >

この作品をシェア

pagetop