こんなの心臓もちません!
でもなんなんだろう?

前にも感じた、この高鳴り。

胸がとくとく、いつもより速く動いて、

頰も熱くなって、

何故か目が逸らせない。

そしてなんだか……

あたたかくて、ふわふわしたこの心地よさ。

この心地よさの正体は……。

私はしばらく千紘を見つめ続け、

凛がおかゆを持って入ってくるまで

胸の鼓動をおさめることができなかった。

< 101 / 205 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop